留学先の国の特徴や留学情報をご紹介。
国ごとの違いを明確に知り、自分にあった留学先を見つけましょう。

このページは2024年に調査した内容を掲載しています。

ドイツの物価は全体に西高東低、そして南部の方がより高い傾向にあります。
都市部とそれ以外で異なり、その中でも特にミュンヘン、そのほかにはフランクフルト、シュトゥットガルト、フライブルク、ハイデルベルク、ハンブルク、ベルリンなどは高めです。
外食やサービスは家賃と同様に差がありますが、ドイツではチェーン店が多いこともあり、食料品や日用品は地域差が少なく、比較的安いです。
生活費は約800~1,800ユーロほどです。

学生の主な滞在先は、学生寮、フラットシェア(WG:Wohngemeinschaft)、賃貸アパートなどです。
ドイツ人の学生に一般的なのは、学生同士のフラットシェア(WG)で、一人でアパートを借りるよりも家賃を低く抑えられます。自分の個室があり、キッチンやバスは共同で、家族のように賑やかに生活することができます。
フラットメイトの募集は、インターネットや大学の張り紙などで探します。

家賃が最も安く、キャンパスまでの距離が近いため、留学生に人気があるのは、学生寮です。部屋数に限りがあるので、入寮を希望する場合は留学が決まったら早めに申し込みましょう。
 
家賃は民間のフラット・シェアで253~720ユーロ 暖房・諸経費込み、720ユーロ(ミュンヘン)、640ユーロ(ベルリン)、580ユーロ(フランクフルト)、570ユーロ(ハンブルク)、550ユーロ(ケルン)など。
 
暖房費は家賃と共に払い込み、1年後に清算するのが一般的です。電気は自分で会社を選んで契約します。フラット・シェアの場合は全体を頭数で割ることになります。

WG-GESUCHT.de[ドイツ語・英語]
フラット・シェアに重点を置いた住居検索
ドイツ学術交流会(DAAD)の学生寮検索[ドイツ語・英語]
Deutsches Studentenwerk[ドイツ語・英語]
 ※各地の学生組合を検索するためのページ。検索や応募は各地の学生組合のウェブサイト上で行うことになります。

ドイツの多くの大学には学生食堂があり便利ですが、ドイツでは食材が安いので自炊すると圧倒的に食費が安く済みます。レストランは平日、ランチがある場合比較的リーズナブルですが、飲み物やチップを入れると、ドイツでの外食は高めです。
大きめの都市には日本食材店があり、最近は日本食ブームで韓国、中国系の食材店で日本食材を置いていることが多いです。
 
外食の相場の例:カプチーノ一杯 3.3ユーロ、ケーキ4.5~5.5ユーロ、レストランでのメイン料理13~20ユーロ、飲み物、チップは別。
ファストフード店でハンバーガーのセット9.9ユーロ

30歳未満:公共学生保険、約130ユーロ/月
30歳以上:学生扶助会保険:約78ユーロ/月
※入学、ビザの取得には健康保険への加入が義務づけられます。
 
ドイツでは国民皆保険制で、一般的な開業医や病院は、診療代は少しの自己負担を除いて保険料でカバーされます。保険組合と提携していない場合は自費となるので、選択してから行くと良いでしょう。
EU内では国内の健康保険が有効なので、旅行の際にもカバーされます。

ドイツの治安はヨーロッパでは比較的いいほうで、世界の中でも安全な国の1つですが、都市や地域によっては犯罪率が高いところもあるので、意識を持って行動するように心がけましょう。

学生ビザでは最大で140日(全日)か280日(半日)働くことが可能です。週20時間まで勤労学生(Werkstudent)というカテゴリの仕事をすることも可能です。

レストランのウェイターやタクシーの運転手などへのチップは、料金の5~10%程度です。

ドイツ語には様々な方言があります。特に若い人には英語が出来る人が沢山います。

学生向けに多くの当座預金口座(Girokonto fuer Student)があります。手数料やその他条件はそれぞれ異なるので、開設前によく調べるようにしましょう。
どの口座にも固有の番号(SWIFT)があり、口座宛送金が可能です。

学生口座にはクレジットカードやデビットカードを廉価や無料で付けられるものがあります。総合的に判断して口座を決めると良いでしょう。
両替所は大きな駅以外では見つけるのは難しいでしょう。銀行で両替を扱っているところもありますし、口座宛送金も可能なので、手数料やレートを比較して決めましょう。

携帯電話キャリアはDeutsche Telekom、Vodafone、O2の3社ですが、多数の格安プリペイドSIMがスーパーなどで売られています。SIMロックを解除した携帯電話で利用ができます。eSIMが使える会社も増えてきています。
プリペイドSIMの使用開始にはビデオ通話や郵便局などでの本人確認が必要です。

都市に住んでいれば、バス、地下鉄、トラム(路面電車)などの交通網が発達しているので、車を持つ必要はほとんどないでしょう。学生の場合、大学の共済費を払う必要があり、それに市内交通のパスが付帯しているケースがよくあります。そうでない場合でも、学期毎の学生向けの市内交通パスが用意されていることが多いため、比較的廉価で移動することが可能です。
長距離移動などのためにはドイツ国鉄による年間の割引パス(Bahncard)があり、25%引きが62.90/39.90(一般/27歳未満)ユーロ、50%引きが244/79.90(一般/学生)ユーロで購入できます。ドイツ国鉄は基本的に早く買うほど安くなる価格設定で、時々バーゲンが行われます。
 
駅には基本的に改札はありません。車内でチケット確認のために係員が巡回しています。
長距離列車では、途中駅で車両を切り離されることがあります。車両によって行き先が異なる場合があるので、表示やアナウンスに注意しましょう。
 
交通費は大学の共済費に市内交通パスが含まれているか、そうでない場合学生向け学期パスの値段によって左右されます。一般的な学生の交通費、1か月当たり74~149ユーロ

独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)は、
文部科学省が所管する団体です。
学生支援を先導する中核機関として、「奨学金事業」
「留学生支援事業」および
「学生生活支援事業」を
総合的に実施し、
次世代の社会を担う豊かな
人間性を備えた創造的な人材を育成すると
ともに、
国際理解・交流の促進を図ることを目指しています。