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義務教育は、初等教育5年間（6～11歳）、前期中等教育3年間（11～14歳）、および後期中等教育5年間（高等学校・技術学校）または4年間（職業訓練校）のうち初めの2年間（15～16歳）の計10年間で、後期中等教育の途中で終了します。義務教育期間終了後、希望者は後期中等教育を修了し、高等教育機関である大学の学士課程（または高等芸術音楽機関（AFAM）、高等科学技術専門学校（ITS）など）を経て、修士課程、博士課程などに進学します。
 

初等教育から後期中等教育において、年度の始まりと年度の終わりは州ごとに定められ、一般的に始まりが9月初旬～中旬、終わりが6月初旬～中旬となります。一方、学期の区切りは教育機関によって異なります。
大学における学事暦は各機関や学部によって異なりますが、2学期制を採用する機関が多く、9月または10月に前期が始まり、7月に後期が終わります。

初等教育では「上級、中級、基礎、初習得の過程」の4段階評価、前期・後期中等教育では数値による10段階評価が用いられています。大学の学科試験は30点満点、卒業時の試験は110点満点で、どちらの試験でも特に優秀な者には、満点に加えて「賛辞（lode）」が授与されます。1ECTSは、イタリアの大学の1単位（CFU）に相当します。